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2015年8月22日土曜日

キヤノン、Canon {News&Topics) 〜 2015年8月15日


2015年8月22日

「京都・京丹後市・日本の原風景に触れる −京都・京丹後市−」Canon Premium Moment 第四十七話【キヤノン公式】


キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/08/22 に公開

2015年8月15日

「京都・伊根町・海に寄り添い生きる街 −京都・伊根町−」Canon Premium Moment 第四十六話【キヤノン公式】


キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/08/15 に公開


2015年8月8日

「北海道・美瑛、丘を越えて見つけた青 −北海道・美瑛−」Canon Premium Moment 第四十五話【キヤノン公式】



キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/08/08 に公開
2015年8月4日

キヤノン、国内カメラ生産を完全自動化 費用2割減

キヤノンは2018年をめどに国内のデジタルカメラ生産を完全自動化する。約130億円を投じ、基幹工場にロボット生産などを研究・開発する拠点を新設。熟練技術者の高度な技能を自動ラインに置き換えてコストを最大2割削減する。国内の製造業は少子高齢化で労働力の減少が進む。人工知能(AI)やロボットによる生産性向上は航空機や食品製造でも始まった。人手に頼らないモノづくり技術で国際競争力を高める試みが広がりそうだ。

大分県にある一眼レフの基幹工場、長崎県の小型カメラ工場など国内4拠点の生産ラインを順次自動化する。レンズ部品の製造からカメラの最終組み立てまで人手による作業を自動装置に置き換える。組み立てコストを半分以下に抑えることで生産コストは1~2割減る見通しだ。

精密機器の生産の完全自動化は難しいとされてきた。キヤノンも中核のレンズ部品は13年に成功したものの、繊細な電子部品の装着や機種ごとに異なる外装への組み込み作業などは経験と熟練の技が必要だった。大分の基幹工場では3年の時間をかけて、熟練技術者の技能を自動装置に置き換えていく方針だ。

デジカメはキヤノンの主力事業で売上高は約8000億円と全体の2割を占めるもよう。世界シェアは約3割と首位を走る。ただ市場は縮小傾向で価格競争も激しい。コスト削減が国内生産維持の課題だった。

(後略)

雇用が守られるのは当然キヤノンの人なんだろうな。
一方、大分工場で働く85%が安い非正規の人。「国内の製造業が少子高齢化で労働力の減少」ではなく、キヤノンなど企業側にとって都合のいい何かと〝安い〟労働者が不足しているだけ。ポイ捨てなので未来が見えません。だから結婚できません、だから少子です。

ま、当然と言えばそうなんですけど... 何億もの役員報酬を得るのを目的に偽装請負で人を軽視し続けてきた米国拝金主義 非正規社員の〝敵〟その代表企業であるキヤノンらしい選択です。

ま、どっちにしろエントリーモデルだけで5機種もあるキヤノンの売れ筋って50%OFF以下で売られている視野率100%未満のダブルズームレンズキット。それって100円マックのようなカメラでしょ?! だったら経営陣が無駄なコストと考えているキヤノンの無能な熟練技術者とか無能な非正規なんぞ2018年と言わず今からでも廃棄したらいいんじゃない?

個人的には嗜好品のカメラくらい匠の技が感じられ、高くても売れるDfのような高付加価値でストーリー性があった方が好きだな。手作業でしかできないカメラ部品の加工や磨きによる美しさの創造。手作業だからこそ、高い付加価値を生み出している。

南無。

キヤノン、デジタルカメラ・レンズの生産技術力強化で大分キヤノンに総合技術棟を新設


大分キヤノンに総合技術棟を新設
デジタルカメラ・レンズの生産技術力を強化

大分キヤノンは、デジタルカメラおよび交換レンズの生産技術力を強化することを目的として、大分キヤノン株式会社安岐事業所内に総合技術棟を新設することを決定し、2016年年内の稼働を予定しています。

昨今のデジタルカメラならびに交換レンズは、製品の高度化が一層進んでいます。高性能・高品質の製品を継続的に生産するために、キヤノンでは生産の国内回帰や内製化を推進していきますが、今後、カメラ生産技術をさらに高めていく必要があります。
こうした状況を踏まえ、大分キヤノンでは、安岐事業所敷地内に総合技術棟を建設することを決定しました。2016年年初に着工し、2016年第4四半期内の稼働を目標としています。

なお、総合技術棟には生産技術部門、製品技術部門、生産工機部門などを集結させ、生産技術力に磨きをかけ、効率性の高い生産体制の確立を目指します。

国内におけるキヤノンのデジタルカメラの一大生産地である九州地区において、生産の中心的な役割を担う大分キヤノンの生産技術力を強化することで、キヤノンは今後も高性能・高品質な製品を提供していきます。


【計画概要】


  • 名称:大分キヤノン株式会社 総合技術棟(仮称)
  • 所在地:大分県国東市安岐町下原710番地
  • 建築面積:約6,600m2
  • 延床面積:約19,700m2
  • 総投資額:約133億円
  • 着工予定:2016年年初
  • 稼働予定:2016年第4四半期



【大分キヤノン概要】


  • 代表者:代表取締役社長 増子 律夫
  • 事業内容:デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、EFレンズなどの生産
  • 従業員数:約3,200人


2015年8月3日

Photographing Looking Down on Munich - Canon

Canon Europe 2015/08/03 に公開
Photographer Robert Goetzfried explains how he captured Munich from above for his 'Looking Down' project in this behind the scenes video.

2015年8月1日

The Canon Light Awards: 'Mood' with Mike Langford


Canon Australia 2015/08/02 に公開
This month, your challenge is to create a photograph that feels like being somewhere, as opposed to just looks like - it's all about the 'mood' of the image. Canon Master, Mike Langford, wants to see how you interpret the emotion of the environment you capture your image in.

2015年8月1日

「東京・葛飾柴又、江戸の風情と夏の風 −東京都・葛飾柴又−」Canon Premium Moment 第四十四話【キヤノン公式】



キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/08/01 に公開


2015年7月25日

「神奈川・横須賀、照らし続けるということ −神奈川・横須賀−」Canon Premium Moment 第四十三話【キヤノン公式】



シェア首位、9品目で交代 国内100品目14年調査

日本経済新聞社が25日まとめた2014年の国内の「主要商品・サービスシェア調査」で、対象100品目のうち9品目で首位が交代した。米グーグルがパソコンのポータル(玄関)サイトでヤフーを抜いて首位に立ったほか、船舶で今治造船、インクジェットプリンターでキヤノンが浮上した。スマートフォン(スマホ)対応や子会社再編が影響した。

キヤノンはスマホで撮影した写真をパソコンを使わなくても直接印刷できるプリンター「ピクサス」シリーズが好調で、セイコーエプソン(40.3% -1.4ポイント)を上回り44.7%になった。


2015年7月23日

キヤノン「IXY160」薄型軽量ボディー光学8倍ズームレンズ光学手ブレ補正IS搭載のコンパクトデジカメ発売

キヤノンは、持ち歩きやすいポケットサイズのスリムボディーにレンズシフト式手ブレ補正機構(IS)を備えた光学8倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ“IXY160"を2015年7月31日より発売します。

キヤノン電子、純利益27%増の42億円 1~6月

キヤノン電子が23日発表した2015年1~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%増の42億円だった。デジタルカメラ用シャッター部品が好調だった。国内工場で自動化による生産性向上や部品の内製化を進め経費の増加を抑えた。


2015年7月23日

有効5060万画素の超高画素デジタル一眼レフカメラ キヤノン「イオス5Ds」

キヤノンはデジタル一眼レフカメラの上級者向けモデル「EOS(イオス)5Ds」を6月18日に発売した。有効5060万の高画素35mmフルサイズセンサーを搭載。映像エンジン「DIGIC6」を2基搭載し、高画素だが低ノイズ(ざらつき)で幅広いダイナミックレンジ(明暗差)に対応したり、1秒間に最高5枚の高速連写を可能にしたりして画像処理性能を高めた。高画素になるにつれ目立ってくるカメラ内部の微小な振動ぶれを低減するための「ミラー振動制御システム」を採用。シャッターを切るときのミラーの上下動を2つのカムとモーターで制御して静音化した。

細部の輪郭や質感もくっきりと描写する「ディテール重視」機能を追加したため高画素のメリットも生かせる。画像の一部を切り取って拡大して疑似望遠効果を得る「クロップ撮影」機能を備え、約1.3倍(3050万画素)と1.6倍(1960万画素)のズーム撮影が可能。一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせてカメラ内で自動的に動画を作成する「タイムラプス動画」機能を新たに搭載した。実売価格は50万5000円前後(本体のみ)。偽色やモアレ(干渉しま模様)を抑えるローパスフィルターの効果を除ける同時発売の機種「イオス5DsR」と合わせて、当初生産台数は月1万5000台。

研究員の視点「高画素で他社圧倒 価格や重量などが課題」

ニコンのデジタル一眼レフカメラ「ニコンD810」をベンチマーク商品として採点した。デジタル一眼レフカメラの高画素競争が一服しているなか、有効5060万画素と他社を圧倒する高画素化を打ち出した「とがった」商品といえる。デジタル一眼レフの構造で高画素化を十分に生かすため、撮影に影響を与えるミラーの上下動の制御など細部の構造にまで配慮したほか、クロップ撮影と呼ぶ画質劣化のない電子ズーム機能を搭載し、一段と使い勝手がよくなった。偽色やモアレを防ぐローパスを採用した機種(5Ds)とこの機能をキャンセルできる機種(5DsR)をあえて同時発売し、利用者が使用シーンに応じて選択できるようにしている。風景写真などを撮影すれば桜の花弁や岩石の表面の凹凸などを緻密に再現できる。撮影した写真を大きくプリントしたり、フルハイビジョン(フルHD)の4倍の高画素を持つ4Kの大画面テレビに映し出したりすれば精細感を十分に味わうことができる。

ただ一般の撮影ではここまでの高画素はあまり必要とされず、本格的な利用層は業務用など一部に限られよう。本体だけで40万円超の価格や1kg近い重量も課題だ。高画素に対応した交換レンズのラインアップの充実も必要になってくる。5000万画素超の高画素が軽量化などを伴ってより身近な存在に進化できるか、今後の商品展開に注目だ。

評価委員のコメント「高画素でニコン引き離し」「価格差あるが実用上は大差ない」

「大幅に高画素化しニコン商品を引き離した意欲作。ミラー振動制御システムの採用やミラーアップの衝撃が収まってからの撮影など高画素の性能を引き出す工夫が随所に施されている。新ピクチャースタイルなど高画素化を生かした機能が満載だ。5060万画素のセンサーの性能を引き出すための高解像度の交換レンズも必要になってくる」(同業他社委員)

「有効5060万画素はインパクト十分。高画素機でデリケートな扱いが求められる振動に対する対策などしっかりとした製品作りがされている。一部のプロ写真家をのぞけば5060万画素は必要とされないし、本体のみで900gを超える重量は一般的ではない。それでも愛好家にとっては唯一無二の性能を備えた満足感をもたらす商品といえる」(同業他社委員)

「フルサイズ機種として初めてニコンの商品のように『クロップ撮影』モードが採用されたが、連写は毎秒5枚で速写性能の向上はない。ローパスフィルター効果を無くした5DsRを同時発売するなどローパスの要不要にもこだわりがみられる。業界最高画素数センサーの搭載だが、プロ向けの旗艦機種との価格差が10万円程度となり悩ましい価格帯だ」(流通委員)

「両機とも一般的なデジタル一眼レフカメラの2倍ほどの画素数を持つ。趣味の用途ではオーバースペックだが、広告など業務用での撮影には有用だ。中判デジタルカメラでなく、日ごろ使用している一眼レフ用のレンズを使って屋外でも高精細な写真が撮影できるメリットは大きい。両機の価格差は10万円以上あるが、実用上はそれほどの差はない」(学識委員)

ニコンのデジタル一眼レフカメラ「ニコンD810」。常用感度が通常機種より低いISO64から設定できる。拡張時にはISO32〜5万1200の幅広い感度設定ができる。新開発のニコンFXフォーマットCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーで各画素が蓄積できる光の情報量を増やしたことで可能になった。明るい環境で大口径レンズを使って撮影する場合でも、白とびを抑えながら階調豊かで鮮鋭感の高い描写ができるという。有効3635万画素を最大限生かすために静止被写体への位相差オートフォーカス(AF)の精度を高めた。モアレ(干渉しま模様)を防ぐ光学ローパスフィルターは省き、旗艦機の「D4S」と同じ画像処理エンジンを搭載した。ミラーやシャッターなどを一新し、操作時のカメラ内部の振動を大幅に低減した。連続撮影性能は35mm判カメラに準じた画角のFXフォーマットで最高1秒当たり5枚、より小さいDXフォーマットで同約7枚の高速連続撮影ができる。



2015年7月18日

「福島県・会津若松、行く道、帰る道 −福島県・会津若松−」Canon Premium Moment 第四十二話【キヤノン公式】



キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/07/18 に公開
毎週土曜日15:55~16:00 TOKYO FMにて毎週放送中。Canon PowerShot G7 Xで撮影した、「プレミアムな瞬間」をお届けします。

2015年7月16日

写真教室「EOS学園」撮影ジャンル別の特別講座を拡充


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘)は、写真の知識や撮影テクニックなどを楽しく学べる写真教室「EOS学園」で、ウエディングやモータースポーツなど、撮影ジャンル別の特別講座を拡充します。

EOS学園では、ウエディングやモータースポーツなどの撮影ジャンルの第一線で活躍するプロフォトグラファーを講師に招き、これまで開催していなかった場所や撮影ジャンル、普段入ることができない特別な場所で撮影できる講座を8月より順次開催します。特定の撮影ジャンルにおけるスキルアップを目指すアマチュア写真愛好家に向けた、スペシャルプログラムになっています。
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特別講座の開催スケジュールは、EOS学園ホームページで順次公開します。




http://cweb.canon.jp/eos-school/special-seminar/index.html

「ウエディングフォト撮影講座 in 椿山荘」


  • 開催日程:8月21日(金)10:30〜16:00
  • 集合場所:HOTEL椿山荘TOKYO(東京都文京区)
  • 実習会場:HOTEL椿山荘TOKYO チャペル「ルミエール」
  • 申込方法:ホームページより、お申し込みいただきます。
  • 募集人数:各回30名(先着順)

チャペル「ルミエール」で撮影します。ホテルのランチもお楽しみいただけます。

【講師】: 清水 友渉 先生
1970年、愛知県出身。日本デザイナー学院卒業後、コマーシャルスタジオを経て独立。グループ展多数出展。ファッション誌、建築誌、 コマーシャルなど多彩なフィールドで精力的に活躍中。かつてル・マン24時間耐久レースを7年連続撮影。写真塾「光彩」を主宰。




「モータースポーツ撮影講座 in ツインリンクもてぎ」


  • 開催日程:8月22日(土)10:00〜15:30(予定)
  • 集合場所:ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡)
  • 実習会場:ツインリンクもてぎ(コースサイド)
  • 申込方法:ホームページより、お申し込みいただきます。(7月中旬より受付開始)
  • 募集人数:20名(先着順)

スーパーフォーミュラ第4戦公式予選をコースサイドから撮影していただけます。

【講師】: 水谷 たかひと 先生
1968年東京生まれ。1990年東京総合写真専門学校卒業と同時に渡仏。冬季オリンピック、モータースポーツ、ウインタースポーツ、サッカー、ラグビー等 を中心にヨーロッパで取材を続け帰国。拠点を日本に移しスポーツイベントを追いかける。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。


2015年7月12日

キヤノンギャラリー S 2015特別展“She's” Namiko Kitaura写真展「Recollection」【キヤノン公式】


キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/07/12 に公開
2015年6月25日より11月2日までの3会期の間、注目の女性作家3人による特別­企画展「キヤノンギャラリー S 2015特別展“She's”~3人の写真家。彼女たちの写真展2~」を開催­しています。
第一弾として6月25日よりNamiko Kitaura氏による個展「Recollection」を開催し、角田みどり氏、森­本美絵氏の写真展を順次開催します。
■キヤノンギャラリー S 2015特別展“She's~3人の写真家。彼女たちの写真展2~


2015年7月11日

「福島県・磐梯山、黄色に出合う −福島県・磐梯山−」Canon Premium Moment 第四十一話【キヤノン公式】


キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/07/11 に公開


Introducing the Canon PowerShot G7 X


CanonUSA 2015/07/08 に公開
See the exciting features that make up the PowerShot G7 X and enjoy the excitement you'll feel imagining all you'll do with it.
2015年7月7日

キヤノンEOS 5Ds / 5DsR、トキナーレンズ装着時のライブビュー機能は正常動作いたします|新着情報 - Tokinaトキナー

キヤノンEOS 5Ds および EOS 5DsRにトキナーレンズを装着した際のライブビュー機能についてお知らせいたします。トキナーレンズは全機種、キヤノンEOS 5Ds、OS 5DsRにおいて、ライブビュー撮影でのAF機能は正常に動作いたします。


2015年7月4日

「広島県・鞆の浦、潮待ちの港 −広島県・鞆の浦−」Canon Premium Moment 第四十話【キヤノン公式】


キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan 2015/07/04 に公開
毎週土曜日15:55~16:00 TOKYO FMにて毎週放送中。Canon PowerShot G7 Xで撮影した、「プレミアムな瞬間」をお届けします。


2015年7月1日

“ジリ貧”キヤノン、巧妙な御手洗会長の極秘作戦成功 電光石火で世界トップ買収の狙い | ビジネスジャーナル

複写機、デジタルカメラに続く新規事業が育たない――。96年のデジカメ事業参入以来、キヤノンが20年近くにわたって悩まされ続けてきた経営課題だ。同社の新規事業育成下手は今に始まったことではない。同社はこれまでも数百億円を投資して失敗したSEDテレビをはじめ光カード、パソコンなど、新規事業育成に失敗した例には事欠かない。

業界関係者は「祖業のカメラ事業も、ライカを模倣した国産カメラから始まっている。複写機もゼロックスへの対抗から始まった。つまり、オリジナル製品やオンリーワン製品を生み出すDNAはないといえる。後発で参入し、たゆまぬ品質改善とコスト圧縮で先発を圧倒するのがキヤノンの強みであり、そこに他社が真似のできないオリジナリティがある」と指摘する。

加えて深刻なのが、デジカメ事業の衰微化だ。スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、コンパクトデジカメ(コンデジ)市場がここ2年で半分に縮小。さらに、高機能であるがゆえにスマホの影響を受けにくく、景気低迷時にも成長を続けてきたレンズ交換式デジカメも減少に転じ、14年12月期のデジカメ事業売上高は前期比11.5%もの減少となった。好調なインクジェットプリンタ事業を含めたイメージングシステム部門全体でも同7.3%減と落ち込み、同部門は営業利益も4期連続の減益となった。

ジリ貧確実のキヤノンの打開策

これまで第3の柱と位置付け、育成に努めてきた医療事業も現在の売上高は数百億円規模。1000億円台にブレークスルーする兆しは一向に見えてこない。

14年12月期末で8446億円という潤沢な純資産を持つ優良企業の同社ではあるが、このままではジリ貧が明らかで、経営陣が危機感を抱くのは当然といえる。
「ジリ貧」なんて書いちゃうと、御手洗が朝日新聞にしたように言論弾圧されるぞ。